2011年03月30日

東日本大震災 復興祈願 はやく被災地の方々が安心してお花見ができるよう、応援する会

がんばろう東北 頑張ろう日本

3月24日(木)に行われた岡永倶楽部でのイベントについてご報告申し上げます。当初「お花見向上委員会」のテーマで開催を予定しておりました今イベント、未曾有の震災を前に開催の是非に迷いましたが、今、岡永倶楽部にできることを考え、「東日本大震災 復興祈願 はやく被災地の方々が安心してお花見ができるよう、応援する会」とテーマを変えて敢行しました。
私たちが被災地のお酒を飲むことが復興支援に繋がるはずと、東北のお酒、特に地震による被害の大きかった岩手と宮城から6種類をご用意いたしました。企画段階では原発災害がこれほど深刻化するとは思いもよらず、福島を始めとする他県の東北のお酒についてはまた別の形で応援していきたいと思っています。また、当日の売り上げの一部と当日お客様からいただいた寄付は、日本名門酒会の参加蔵元・加盟酒販店を支援する義援金として寄付いたしました。
余震の続く中、また停電の影響で交通も不便な中、お集まりいただいた皆様には心より御礼申し上げます。

お酒一ノ蔵『すず音 発泡清酒』(宮城県・大崎市)

一ノ蔵『すず音 発泡清酒』 

瓶内発酵によるキメ細やかな泡と甘酸っぱく爽やかな味わいが心地よい、低アルコールの発泡清酒「すず音」です。「すず音」の名は発泡して泡の立つ音から名付けらましたが、鈴の音は悪鬼を払うと言われています。黙祷を捧た後、被災地から悪鬼を払い、幸せが訪れますようにと祈りながら乾杯をしてスタートしました。

一ノ蔵も決して軽微ではない被害を受けました。しかしタンクに仕込み水を入れてトラックの荷台にくくりつけて給水車としたり。瓶詰めラインを整備しつつ道が通じてすぐに最初の出荷を行ったときには、拍手が湧いたといいます。こうして創意工夫をしながら常に前に進み続ける姿勢が、この「すず音」という画期的なお酒を生んだ背景にはあるのだと感じました。

お酒浦霞『しぼりたて 特別純米生酒』(宮城県・塩釜市)

浦霞『しぼりたて 特別純米生酒』酒』

毎冬、1月下旬から出荷される冬期限定のこのお酒を楽しみにしていらっしゃる方も多いと思います。上品でなめらか、最高のトータルバランスを見せる、搾りたて新酒生酒です。

塩釜にある浦霞本社蔵では、腰の高さまで津波が押し寄せたといいます。震災から数日間は現地と連絡もとれない状態が続きましたが、週が開けて数日後、新宿でたまたま出会った営業の方から、「みんな無事です、ふだんから避難訓練をしていましたから」と伺い、ほっと胸をなでおろしました。本社蔵では一部土壁が崩れ、タンクが傾くなどの被害が出て、ライフラインの回復と供に本格的な復旧に入るとのこと。東松島市にある矢本蔵での被害は軽微ですんだため、点検がすめば再開できる見込みと伺っています。

お酒真鶴『無垢之酒 純米吟醸あらばしり無濾過生原酒』(宮城県・加美町)

真鶴『無垢之酒 純米吟醸あらばしり 無濾過生原酒』

3月のお楽しみといえば「無垢之酒」。最も寒い時期に造られた純米吟醸の、あらばしりという新酒でもっとも美味しい部部だけを、風味を活かすために活性炭による濾過もしない無調整で、一滴の水も加えない原酒のまま、加熱殺菌をしない生のまま瓶詰めした、プレミアム感たっぷりの初しぼりです。今年の真鶴「無垢之酒」は穏やかですっきりした香りで、旨味とコクがゆったり広がる瑞々しい味わい。新じゃがの煮っころがしなどと良い相性だと思います。

宮城県の内陸部、ササニシキの本場・大崎平野の一角にある加美町に建つ真鶴蔵元は、電気や電話のライフラインが復旧するのに時間がかかり、連絡がとれたのが16日。酒が流出し古い土蔵の土壁が崩れるなどの被害を受けましたが、比較的、被害は軽微で、宅急便が通り次第、出荷できる見込みと伺っております。

お酒南部関『純米酒』(岩手県・花巻市)

南部関『純米酒』

完全発酵させた、コシが強くしっかりした酸を持つ豊かな味わいの純米酒です。落ち着いた味わいは口に含むとほっとする美味しさ。お燗にしても美味しくいただけます。

南部関蔵元のある花巻市鳥谷町は、岩手県の中央を南北に貫く北上川沿いにに点在する南部杜氏の故郷の中心地です。500石ほどの小さな蔵のお酒はほとんど地元で消費されていますが、東京にもわずかながら入ってきています。今回の地震では、蔵の一部が壊れるなどの被害が出た模様です。

お酒浦霞『山廃純米酒』(宮城県・塩釜市)

南部関『純米酒』

浦霞からもう一本。東京ではあまり見かけませんが、この山廃純米酒、「The 浦霞」とも言える味わいだと私は思います。宮城県産ササニシキを山廃モトで醸しました。しっかりとした酸とコクのある旨味が極上のバランスで調和して、やわらかなコクを持つこのお酒は、お燗にしても美味しいですよ。

お酒一ノ蔵『米楽(めいら)純米大吟醸』(宮城県・大崎市)

一ノ蔵『米楽(めいら)純米大吟醸』

「米楽」と書いて「めいら」と読みます。「めいら」とはイタリア語でリンゴ(mela)のこと。酸を多く造りだす「リンゴ酸高生産性多産酵母」を使用し、通常の純米大吟醸に比べ約4倍ものリンゴ酸が含まれます。そうして造られた純米大吟醸原酒を1年間熟成させました。「酸」は料理と合わせる際のポイントともなります。今回はご用意できませんでしたが、宮城名物タン塩などと合わせてみると楽しいかも知れません。

お酒浦霞『純米大吟醸 槽掛け雫酒』(宮城県・塩釜市)

浦霞『純米大吟醸 槽掛け雫酒』

お酒好きの皆様はご存じだと思いますが、「浦霞」は「うらがすみ」ではなく「うらかすみ」と読み、濁りません。その名前の響きのように澄みきった味わいの純米大吟醸です。発酵の終わったモロミを酒袋に入れて、槽(ふね)という箱に並べ、圧力を掛けずに自然のままに流れ出たお酒の雫だけを集めまた極上の一本です。

料理お花見弁当

お花見弁当

お花見弁当を想定してしつらえたお料理をお酒に合わせていただきました。

  • タラの芽入りがんもどき出汁浸し(A)
  • 新ジャガの煮っころがし(B)
  • 菜の花と桜海老のお浸し(C)
  • マグロカツ タルタルソース(D)
  • 大山鶏の西京焼き(E)
  • 身欠き鰊の木の芽醤油煮(F)
  • 赤カブ のむべは いぶりがっこ(G)
  • 酒盗 へしこ鯖 からすみ(H)
  • 蛍烏賊と春キャベツの芥子味噌(I)

料理はんぺん

はんぺん

エクストラ・メニューでおなじみ佃權のはんぺんを。被災者への思いを膨らませ、温かい思いを分かち合おう、という意味を込めて、1/4ずつ分けあっていただきました。

料理筍ご飯のおにぎり・飛魚のつみれ汁

筍ご飯のおにぎり 飛魚のつみれ汁

すくすくとのびる筍にあやかり、被災地の復興が順調に進みますようにと願って、筍ご飯のおにぎりと、海面からジャンプし滑空する飛び魚のように、苦難を乗り越え飛翔できますようにと祈って飛魚のつみれ汁を。

東京都心では28日に桜の開花宣言が出ました。1週間後には満開となるでしょう。東北地方の春の訪れはまだ少し先になるとは思いますが、そのとき、桜の花の美しさに少しでも多くの方が触れ、慰められる状況にありますようにと願ってやみません。

お集まりいただいた皆様も、会の始まりでは疲れも見える固い表情をされていましたが、終わるときには笑顔が広がっていました。適度なお酒はリラックスさせる力があると改めて感じました。こうして顔を合わせてお酒を酌み交わすふつうの幸せが、一日でも早く、被災地の皆様にも訪れますよう心から祈念しております。

参加していただいた皆様には「浦霞」を一本、お土産にお持ち帰りいただきましたが、召し上がるときは東北のお酒を楽しむということを意識していただければと思います。被害を受けた蔵元も、一日でも早くお酒を届けようと地元地域の方々と一緒にがんばっています。復興のエネルギーを注ぎ込んだお酒は、きっと美味しいものとなるはずです。どうぞ皆さまの長期にわたるエールをお願い申し上げます。

日本名門酒会でも「がんばろう東北! 頑張ろう日本!」をスローガンに、被災地支援を行っており、季節酒の売り上げの一部の寄付や、義援金の受け付けなども行っております。詳しくはこちら

posted by 店長村越 at 16:10| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | イベントのご報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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