2011年10月23日

秋のひやおろしを楽しむ会

浪花政宗『純米吟醸原酒 ひやおろし』 甲子『純米吟醸 ひやおろし』 大雪渓『特別純米吟醸 ひやおろし』 萩の露『純米吟醸 ひやおろし』 菊姫『純米 ひやおろし』 新政『佐藤卯兵衛 純米大吟醸 ひやおろし』

「秋のひやおろしを楽しむ会」の第2弾を、10月18日に開催しました。台風に見舞われた先月の「ひやおろしを楽しむ会」のリベンジマッチでもありましたが、幸いにして、カラッとして涼やかな秋らしい天候にめぐまれたこの日は、まさしく〈ひやおろし〉日和。秋のお料理やお酒が美味しく感じられる天気となりました。
皆さまご存知のように〈ひやおろし〉は秋に出回る季節限定酒です。詳しい解説はこちらでご覧いただくとして、1) 9、10、11月の秋にしか出回らない、2) 秋の深まりとともに熟成を進め味わいが深まる、3) 料理と合わせて美味しい、この3つのポイントを抑えておいてください。今回のイベントでお召し上がりいただいたお酒も、9月の頃より確実に味わいを深め、〈ひやおろし〉らしい輝きを増していたと思います。日頃なかなかお目にかかれない〈ひやおろし〉も含めた6種類を揃え、このお酒の香味と合うように仕立てたお料理と一緒にお楽しみいただきました。

秋の料理と合わせて美味しいひやおろし

〈ひやおろし〉は、とにかくお料理と合わせて楽しいお酒です。お酒も美味しくなり料理もさらに美味しくしてれます。秋の日本酒の試飲会などで〈ひやおろし〉を楽しまれた方も多いと思いますが、これをお料理と合わせるとあら不思議、さらに別次元の美味しさを体験することができます。美味しそうな秋の味覚を見つけたら、ぜひ、お近くの酒屋さんで〈ひやおろし〉もお求めいただき、お料理と合わせてみてください。秋ならではの美味しさを堪能でき、いつもの食事がいっそう楽しくなります。

料理を美味しくする〈ひやおろし〉3つのポイント

◇消す:〈ひやおろし〉に限らず、食中酒として楽しめる日本酒の特性でもありますが、素材の欠点や刺激ーー生魚の生臭さや野菜の苦味などーーをマスキングして、消してくれます。また、熟成させて美味しくなるお酒が持つしっかりした酸は、脂のクドさをすっきりさせてくれます。

◇加わる:お酒の熟成したまろやかな旨味が、素材そのものの美味しさをさらに引き立てます。芋栗南瓜や根菜に合わせると口当たりをマイルドにしながら素材感を鮮明に浮かび上がらせ、また、貝類や甲殻類、白身のお魚に合わせると、その魚介の個性的な旨さが引き立ちます。

◇調和する:熟成したお酒の香り・旨味・甘味・酸味が、秋の料理の個性と一体となり、料理もお酒もお互いを引き立て合います。熟成したお酒の香りと料理の芳ばしい香り、お酒の旨味と秋の旬モノが持つ旨味、お酒の甘やかさと野菜や肉の脂の甘みなど。料理の美味しさをパワーアップしてくれるのと同時に、お酒そのものも苦味が消えてまろやかさや旨味を増し、飲めば箸が進み、食べればさらに酒もすすむ、そんなお酒と料理の良い関係を楽しめます。

お酒浪花政宗『純米吟醸原酒 ひやおろし』(大阪府・阪南市)

浪花政宗『純米吟醸原酒 ひやおろし』 

昨年、彗星の如く登場し、東京の酒徒の大注目を浴びた大阪のお酒もです。大阪南部の水の良さで知られる泉州のお酒は、原酒とは思えないやわらかな口当たりが魅力的。純米吟醸らしいきめ細やかな味わいと心地よい華やかな香りが、熟成によって見事に調和しています。

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料理生ハム・セロリ・むかごのサラダ

生ハム・セロリ・むかごのサラダ

くるみやむかご、生ハムの香ばしい香りでまとめたサラダです。お酢は京都の千鳥酢を使用していますが、この旨味たっぷりの米酢がお酒と出会うと、双方の旨味が驚くほどふくらみます。

お酒甲子『純米吟醸 ひやおろし』(千葉県・酒々井町)

甲子『純米吟醸 ひやおろし』 

千葉北部の中央、印旛郡酒々井(しすい)町に300年続く甲子(きのえね)蔵元・飯沼本家から、秘蔵の〈ひやおろし〉を今日のために入荷しました。しっかりした熟成感を帯びて、飲み頃のコンディションになってきました。


料理丹波篠山 黒枝豆

丹波篠山 黒枝豆

10月は丹波篠山黒豆枝豆の短い旬のシーズン。若さやの時期に収獲した黒豆は、グリーン色をしています。ゆでたての大粒枝豆から立ち上る芳ばしい香りとほくほくした甘みは、お酒と合わせるとますます美味しくなりなります。

お酒大雪渓『特別純米吟醸 ひやおろし』(長野県・池田町)

大雪渓『特別純米吟醸 ひやおろし』 

知る人ぞ知る北信・安曇野の銘醸蔵。この秋の酒は感動的なほど熟成感がきれいに出ています。お酒単体でも、お料理と合わせてでも、酒の素晴らしさが発揮されると思います。

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料理茄子とジャガイモの和風クリームグラタン

茄子とジャガイモの和風クリームグラタン

芳ばしい香りが食欲をそそるクリームグラタンです。地鶏の出汁をしっかりきかせた濃厚ホワイトソースには、隠し味に日本酒や醤油で和風の旨味をプラス、さらに大葉を散らして和風にしたてました。バターや牛乳などホワイトソースと、熟成した日本酒の相性の良さをお楽しみいただきました。

お酒萩の露『純米吟醸 ひやおろし』(滋賀県・高島市)

萩の露『純米吟醸 ひやおろし』 

琵琶湖就航の歌発祥の地、琵琶湖の北西部に位置する高島市にある小さな蔵の〈ひやおろし〉。上品な熟成感と水の良さを感じさせるキメ細かな味わいは、飲むほどに良さが染み渡ってきます。

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料理戻りカツオの刺身(気仙沼産)

戻りカツオの刺身(気仙沼産)

秋ならではのお楽しみ、トロトロにのった脂がたまらない、極上の戻りカツオをお刺身で。お酒と合わせると戻りカツオの香味は鮮烈さを増し、旨味を存分に引き出し、なおかつお酒もまろやかさを増します。

料理秋刀魚の有馬煮

秋刀魚の有馬煮

好評につき、岡永倶楽部の秋の定番メニューを再び。水のかわりに日本酒を使って、北海道産のまるまるとした秋刀魚を実山椒とともに炊き上げました。山椒がきいた旨味たっぷりの味は、骨まで一緒にお召し上がりいただけます。日本酒を使って炊いた煮物とお酒、それぞれの深みがちょうど合う相性であると思います。

お酒菊姫『純米 ひやおろし』(石川県・白山市)

菊姫『純米 ひやおろし』 

菊姫といえば、の山廃モトではなく、ふつうのお酒と同じように速醸モトで醸された純米酒を〈ひやおろし〉に仕上げた限定品。18度以上というアルコール度数の高さを感じさせないバランスの良さと、ストロング・スタイルとも言うべき力強いしっかりした熟成感が、菊姫の美学を感じさせます。

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料理望来豚の味噌漬け焼き

望来豚の味噌漬け焼き

味噌漬けにした豚の芳ばしい香りとたっぷりの旨味がたまらない一品。熟成したお酒と出会うと、香ばしさや旨味がいっそうボリュームアップし、脂のくどさが消えて甘やかさが膨らむたまらない美味しさに。

お酒新政『佐藤卯兵衛 純米大吟醸 ひやおろし』(秋田県・秋田市)

新政『佐藤卯兵衛 純米大吟醸 ひやおろし』

「佐藤卯兵衛」という蔵元当主の名が冠されるこの大吟醸は、新政のチャレンジの最先端の酒で、少量だけ醸され特定の酒販店でしか買えない限定大吟醸です。昨今の人気ゆえか入手が難しくなっておりましたが、ぜひ味わっていただきたいと揃えた一本です。


料理幻の極上酒盗

幻の極上酒盗

今年もこの酒盗の季節がやってきました。寒い時期にしか出回らない、鰹の胃袋だけを使った上品な旨味に、柚子の香りがほんのり香る極上酒盗です。今なら、岡永倶楽部で瓶入りを販売しておりますので、家で楽しまれたい方はお早めにどうぞ。

料理長崎 五島うどん(大山鶏とキノコの温かい汁)

長崎 五島うどん

〆には日本三大うどんの一つ、長崎の五島うどんを。今回は、大山鶏とキノコの深い香りと旨味が溶け合った温かい汁でお召し上がりいただきました。

気持ちよい秋の夜に〈ひやおろし〉らしい美味しさを皆様にお楽しみいただけたようで、前回のリベンジを果たせてほっといたしました。お集まりいただいた方には御礼申し上げます。

さて次回のイベントですが、しぼりたて新酒生酒〈初しぼり〉と、〈ひやおろし〉よりさらに熟成を深めた〈寒おろし〉の、対極的な二つのタイプの飲み比べをお楽しみいただこうかと思っております。まだ日時は未定ですが、この時期ならではのお酒の楽しみ方でもあります。1年で味が変化する日本酒の面白さに、どうぞご期待ください。

posted by 店長村越 at 17:17| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | イベントのご報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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