2012年02月07日

立春大吉祭

お召し上がりいただいた立春朝搾りラインナップ 

前日の節分までは各地で大雪にみまわれる大寒波でしたが、2月4日立春のこの日は晴れ渡り心なしか暖かな一日となりました。暦の上で春が始まる立春の日のお酒といえば、〈立春朝搾り〉。立春の日の朝に搾りあがったばかりのお酒をその日の夜に飲めるよう、日本名門酒会が総力をあげてお届けする新酒です。本来、各蔵元近郊の特定地域でしか買えない限定酒ですが、岡永倶楽部では各蔵元に派遣される日本名門酒会本部スタッフのコネクションを活かして、6銘柄の立春朝搾りをご用意。お酒の味を引き立てる春めいたお料理とともに、それぞれの蔵の個性をお楽しみいただきました。

立春朝搾りは口当たり良く喉にするっと入ってしまいますが、すべて原酒です。アルコール度数の高いお酒であるため「酒ときどき水」をお忘れなきよう。「酒一升水一升」の言葉があるように、お酒の合間に同量のお水を同量お召し上がりいただくと、飲み過ぎや悪酔い防止になります。

お酒新政 立春搾り 純米吟醸生原酒[秋田県秋田市]

新政 立春搾り 純米吟醸生原酒 

私こと村越は今年、新政蔵元にお酒を取りに行ってまいりました。一足先に試飲しましたが、繊細でさり気ない香りが心地よく、きれいな酸が魅力的なキレよい味わいに仕上がっています。蔵元の専務さんが「今年はきめ細かいキレイな酒を目指す」とおっしゃっていた通りの味わいであると思います。新しい春を祝い、皆様の幸福を祝い、再生する春にちなんで被災地と日本の復興を願い、まずは「新」の字が入ったこのお酒で乾杯。

新政酒造(株)
佐藤専務のtwitterアカウント:aramasayamayu


新政蔵元に集まってラベル貼りをした酒販店の皆様方と記念撮影 太平山三吉神社の里宮でお祓いを受けました。 

日本海側は記録的な豪雪となりましたが、幸いにして海沿いの秋田市内はさほどの積雪もなく、一安心。夜明け前からラベル貼りのお手伝いをし、秋田市のシンボル太平山に奥宮がある太平山三吉神社でお祓いを受け、無事持ち帰ってまいりました。

料理前菜の5種盛り

前菜の5種盛り

春めいた5つのお料理の盛り合わせ。しぼりたて新酒生酒の、爽やかさが強調されたり、まろやかさが強調されたり、合わせるお料理によって変わるお酒の表情もお楽しみください。

前菜の5種盛り

新じゃが山雲丹豆腐和え
雲丹のように濃厚な旨味があることから山雲丹豆腐と呼ばれる豆腐の味噌漬けで、新じゃがを和えました。

前菜の5種盛り

菜の花と桜海老のお浸し
桜海老のピンクと菜の花の緑の対比も鮮やか。優しい美味しさのお浸しです。

前菜の5種盛り

こごみの胡麻和え
春の山菜こごみを、胡麻の香ばしさとコクが嬉しい胡麻和えに。

前菜の5種盛り

小海老と芽キャベツのトマトソース和え
ボイルしたプリプリの小海老と甘やかな芽キャベツを、トマトソースでイタリアンな仕立てに。

前菜の5種盛り

凍み豆腐梅煮
2月は梅月とも申します。梅煮にした凍み豆腐は、ほころぶ梅を思わせる酸味の爽やかさと優しい旨味が嬉しい一品。

お酒一ノ蔵 立春朝搾り 特別純米生原酒[宮城県大崎市]

一ノ蔵 立春朝搾り 特別純米生原酒 

立春当日の夕方「FNN スーパーニュース WEEK END」で、蔵元の様子も流れたようです。昨年の震災被害で、直後には立春朝搾りの開催も危ぶまれていましたが、蓋を開けると今年の38蔵の立春参加蔵元の中で、いちばんの出荷本数を記録しました。日本酒で復興の一助となろうとする蔵元や酒販店など、地元の日本酒に携わる方々の熱い思いが込められた一本です。

(株)一ノ蔵>>>立春朝搾り仕上げ風景
一ノ蔵広報のtwitterアカウント:nagai_s


料理メジマグロの焼霜造り

メジマグロの焼霜造り

本マグロの幼魚、メジマグロを焼霜造りに。繊細で爽やかな身の旨味に、焼き霜造りにした皮目の芳ばしさと脂の旨味が加わって、爽やかで力強い生原酒に合うと思います。

お酒澤乃井 立春朝搾り 純米吟醸生原酒[東京都青梅市]

澤乃井 立春朝搾り 純米吟醸生原酒 

関東圏ではNHKニュースでも立春朝搾りの模様が流れていたようです。田中杜氏は杜氏に就任して1年目にして金賞受賞した名杜氏ですが、立春朝搾りについて「杜氏泣かせのお酒」とおっしゃっていました。工業製品ではないお酒の醸造で、搾り上がりの日時に合わせてピークを持ってくるのは並大抵のことではありません。その高いハードルをクリアして、見事に仕上がった美味しさをご堪能ください。

小澤酒造(株)>>>立春朝搾りの様子


料理身欠きニシン 木の芽煮

身欠きニシン 木の芽煮

春の魚ニシンの山椒煮です。紅白の梅の花にみたてたニンジンとダイコンを添えて。原酒はこうした甘味のある料理に合うと思います。

お酒春鶯囀 立春朝搾り 特別純米生原酒[山梨県富士川町]

春鶯囀 立春朝搾り 特別純米生原酒 

春に囀る鶯と書いて「しゅんのうてん」と読みます。与謝野晶子が蔵元を訪れた際に詠んだ歌「法隆寺など行く如し甲斐の御酒春鶯囀のかもさるゝ蔵」にちなんだ酒銘ですが、名実ともに立春にはもってこいのお酒です。甲府の南、南アルプスを仰ぎ富士川が流れる町にある蔵元のお酒は、搾りたて新酒ならではの甘やかな香味が、爽やかな山間の春の風景を思い起こさせます。

(株)萬屋醸造店


料理大山鶏の飛騨山椒焼き

大山鶏の飛騨山椒焼き

ジューシーな大山鶏をオーブンでパリっと焼き上げ、香り高い飛騨山椒をかけました。プレミアム山椒の清涼感溢れる香りが、新酒の爽やかさを引き立て、力強い肉の旨味が原酒の力強さとがっぷり四ツに組むよい相性だと思います。

お酒若戎 立春朝搾り 純米吟醸生原酒[三重県伊賀市]

若戎 立春朝搾り 純米吟醸生原酒 

「年は人にとらせていつも若戎」という地元・伊賀出身の俳聖芭蕉の句からとられた酒銘のお酒です。蔵元サイトの立春朝搾りコーナーでは酒母造りから始まって立春当日までの様子が詳しくリポートされていて面白い。搾りたてのフルーティで上品なお酒を、若戎の名前にちなんで健康と若々しさを願いながらいただきましょう。

若戎酒造(株)>>>立春朝搾り
若戎広報のtwitterアカウント:koebis


料理鮹団子と新キャベツ 新ワカメ汁

鮹団子と新キャベツ 新ワカメ汁

立ち上る出汁の香りが酒宴の後半に嬉しい椀ものです。蛸のすり身を団子にし、甘やかな新キャベツと、香り高い新ワカメと一緒に汁物にしました。やさしい味ながら、しっかりとした旨みがお酒をまろやかにしてくれると思います。

お酒司牡丹 立春朝搾り 純米吟醸生原酒[高知県佐川町]

司牡丹 立春朝搾り 純米吟醸生原酒 

こちらのお酒は薄にごり。薄にごりならではのコクもお楽しみいただけます。土佐高知の鰹文化に育てられ、酒盗との相性がいいこのお酒は、バクライともよく合うと思います。今日の朝、高知で搾られたお酒をその日の夜に東京で飲めるのはかなりの贅沢ですが、それが許されているのは、都内で岡永倶楽部だけだと思います。

司牡丹酒造(株)
竹村社長のtwitterアカウント:tsukasabotan
竹村社長ブログ>>>平成24年度「立春朝搾り」ぜよ!


料理バクライ

バクライ

辛党が喜ぶホヤとコノワタの塩辛。舐めながらゆっくりお酒をお楽しみいただきました。

料理五島うどん

五島うどん

〆は長崎五島列島の五島うどん。

休日にも関わらずお集まりいただいた皆様にはありがとうございました。美味しいと楽しんでいただく皆様の笑顔が、私どもの何よりの励みになります。

〈立春朝搾り〉は、立春当日にお召し上がりいただける希少な祝い酒ですが、余分に買った分を冷蔵庫に取りおいて、数日〜1週間経って味わってもまろやかさを増してまた格別です。立春朝搾り販売店の中には予約分以上に仕入れているお店もあるので、残っていれば翌日でも買える可能性もあります。見つけたらかなりの幸運、即買いして今日の味わいを思い返しながらお楽しみください。

来年、また皆様と立春大吉祭でお目にかかれることを願っております。

posted by 店長村越 at 06:31| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | イベントのご報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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