2013年02月13日

'13年2月 春の気配を感じる酒食

〈立春朝搾り〉イベントで明けた岡永倶楽部の2月。空気は冷たいながら眩しい日射しに春の気配を感じる日もあるかと思います。寒い盛りにしぼられた新酒生酒〈初しぼり〉の鮮烈な香りと甘やかで若々しい苦味を秘めた味わいは、山菜などの旬の味わいと調和して、春めいた気分を盛り上げてくれます。とはいえ、まだまだ冷え込みの厳しい日もある2月。寒い日には〈お燗酒〉で体を温めてください。早春らしい味覚とともに今の時期ならではのお酒をお楽しみいただければと思います。

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2012年05月08日

からすみ

からすみ(長崎県長崎・高野屋謹製)

からすみ

高級珍味として知られるからすみですが、ボラの卵巣を使った日本独自の製法を江戸時代初期に確立したのが、実はこちらのからすみを作っている長崎県の老舗・高野屋さん。300有余年の歴史の中で培われてきた職人技で、塩漬けにした魚卵を真水で戻し、天日干しをして旨味を凝縮させ、色つやといい、繊細で上品な香味といい、並のカラスミを遙かに凌ぐ一品を作りあげています。ねっとりとしたチーズのような食感で、ほどよい塩加減と魚卵らしい旨みもたっぷり。お好みで下に敷いた大根のスライスと一緒に、チビチビとかじりながらお楽しみください。炙りもできますので、オーダーの際に一声おかけください。

合わせたいお酒

塩気が強いので、合わせるなら旨みがしっかりある日本酒と。魚卵と酒、これほど旨味を増幅し合う幸せな間柄もありません。香味が上品なのでお酒の味を殺さず、旨味のある純米吟醸酒などにも合うと思います。

製造元/(有)高野屋

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へしこ鯖

へしこ鯖(福井県小浜・田村長謹製)

へしこ鯖

へしこ鯖とは、塩と糠で漬けた、いわば鯖の生ハム。これは若狭湾から京へ塩鯖を結ぶ鯖街道の起点・福井県の小浜市で、江戸時代末より若狭の食文化を伝えてきた老舗・田村長謹製の逸品です。脂ののった鯖を塩漬けにし、その後、糠・唐辛子・秘伝の自家製調味料で漬けてあります。塩加減といい漬かり具合といい、他の追随を許さないすばらしい香味バランス。スライスしたスダチの移り香と酸味が美味しさを引き立てます。

合わせたいお酒

塩気と旨味が強いので、旨味のある純米酒などとよく合います。チビチビとかじりながら、お酒を一口。お酒が流れ込むや否や、強い塩気の奥に隠れていた凝縮された旨みがぱぁあああっと解放され、鯖の良質な香りや甘やかな旨味が力強く口中いっぱいに広がります。舌に残る長い旨味の余韻が次のお酒を誘い、お酒を飲むとまたへしこ鯖が欲しくなるーーお酒が止まらなくなる美味しさです。

製造元/(株)田村長

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イカの沖漬け

イカの沖漬け(北海道稚内・うろこ市謹製)

イカの沖漬け

日本最北・宗谷岬の稚内港に面した老舗魚屋から取り寄せました。獲れたばかりの新鮮な真イカを使った沖漬けです。あっさりとした嫌味のない秘伝の漬けダレが、フレッシュ感の残る真イカの甘やかな美味しさをぐっとバックアップ。深く甘やかな美味しさが後を引きます。

合わせたいお酒

純米酒はもちろん、春夏秋冬・季節それぞれの純米系生酒を合わせても。冬〜春の新酒「初しぼり」ならお酒の刺激的な部分をまろやかにし、「夏の生酒」なら夏の海を思わせる爽やかさに、秋〜冬の「ひやおろし」や「寒おろし」ならよりお酒の深みを際立だせてさらに美味しく。もちろんイカそのものの良質な香味もより鮮明に引き出されて、季節ごとのお互いの表情を引き立て合う様を楽しめます。

製造元/(株)うろこ市

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莫久来(バクライ)

莫久来(バクライ)(宮城県塩釜・本舗十字屋謹製)

莫久来(バクライ)

コノワタとホヤの塩辛を贅沢に合わせた高級珍味・莫久来(ばくらい)です。コノワタ(海鼠腸)とは真ナマコの腸の塩辛で日本三大珍味の一つ。真冬の産卵を控えた旬のナマコからとって丁寧に処理したコノワタと、やはり旬の時期の瑞々しいホヤだけを使った塩辛を合わせました。日本で初めてホヤの加工品を作った宮城県塩釜市にある本舗十字屋謹製品。上品な磯の香りとほんのりとした甘味、凝縮した繊細な旨味、それらが合体した独特の香りや味わいが、それこそクセになる珍味中の珍味です。

合わせたいお酒

凝縮した旨味を引き出してくれる純米酒などとともにどうぞ。お酒と合わせると、磯の香りと甘やかな香味がふわっとボリュームアップして広がります。旨みが繊細なので、熟成した吟醸酒などと合わせても面白いかと思います。

製造元/本舗(株)十字屋

posted by 店長村越 at 16:45| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 旬のおすすめ酒食 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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