大山鶏レバーの唐揚げ
節電に協力しすぎて夏バテ、食負けして貧血気味、という方にスタミナのつくこの一品を。鳥取県の大山麓で育つ地鶏・大山鶏のレバーを唐揚げにしました。レバーの臭いが苦手な方は、ワサビをつけて召し上がってみてください。独特の臭みが消え、舌触りも滑らかに、なおかつ日本酒が飲みたくなる味わいに。
合わせたいお酒
一般的には、レバーと揚げ物の油のパワーに負けない酸のしっかりしたお酒がおすすめです。が、ぜひともお試しいただきたいのが、先月もご紹介した一ノ蔵の貴醸酒『Again(あがいん)』との組み合わせ。この比較的熟成が若い貴醸酒と合わせると、レバーの食感がとろけるようになめらかになり、不思議な芳ばしさが口中に満ち満ちて、たっぷりの深みある旨味を楽しめます。いうなればフォアグラ的な上質でリッチな美味しさに大変身。お酒を知って味覚の幅が広がった方もいるかと思いますが、レバーが苦手という方も一度お試しを。新しい美味しさを体験させてくれる酒肴マリアージュだと思います。